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私と彼らの生活

第13章 Season 2 新生活


寝室のドアを押し開けてベッドに私を落とした。

そして私に跨るように祥さんがベッドにあがってきた。

「怖くないよ。俺は優しいから」

言ってることとやってることの強引さの差が激しくありませんか??なんて思っても口には出せないけど。

「俺の女になりなって言ったろ?慧ちゃん頷いたろ?」

ギシっとベッドが軋んだ。

「はい……」

「今拒んでも先延ばしにするだけだよ?」

祥さんの言葉に、それは多分間違いないな、と妙に納得してしまった。

「慧ちゃん、好きだよ。俺らが大事にしてあげるから」

耳元でささやかれて身体の力が抜けた。

祥さんの唇が私の唇を塞ぎ、手のひらが私の身体を這う。

祥さんの強引さは紘や翼とはまた違って逆らえなかった。

カットソーをめくり上げられて、ブラを外されて、祥さんの指が乳首に触れた。

「さっきも思ったけど、慧ちゃんある方なんだね?」

「えっ?」

「いいサイズ」

胸を両手で揉みながら舌で先端をつつかれた。

「裕も紘もこの身体知ってるんだよね」

なんか妬いちゃうなぁと祥さんが笑った。

「だからっ、私キレイじゃないから、祥さんが損、します」

「それは裕と紘に失礼じゃない?それに損得で慧ちゃんと同居するの考えるんであれば俺は得、だと思うよ?」

とりあえず私を納得させようとしているのか、祥さんの手が止まった。

「家のことやってくれて、外で女作ったり買ったりせずに済んで、しかも気の合う仲間と過ごせるなんてさ」

その言葉になんだか複雑だと顔を歪めると、

「ほんとに嫌ならしない。俺は慧ちゃんのこと好きだから待つよ?……嫌だけど」

祥さんが隣に寝転んだ。

「彼女は作らないんですよね?」

「うん、外にはいらない」

「セフレがいれば事足りるってことですよね?」

疑問符を浮かべる私に、

「俺の告白は届いてないのかな?」

祥さんが頭を掻いた。

「もう一回わかりやすく言うよ?」

「はい」

「あのね、慧ちゃんのことが好きだから、一緒に暮らせるのは嬉しいし俺の身の回りのことをしてくれるのは有り難いの。だから俺の彼女になってくれてその上でセックスできたら言うことないなって」

少し照れたような祥さんの声。
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