第6章 その手で守って激しく癒して
※注意
女性への暴力行為、愛のない性的行為等があります。観覧は、自己責任でお願いします。苦情は受け付けませんので、くれぐれもご了承ください。
本当に進まれますか?
では、行ってらっしゃいませ。
どのくらい眠っていたのか。
頬にピリピリした感覚がして、目を開ける。
「あー、やっと起きたー。これ以上殴ったら、その可愛い顔が歪んじゃって、俺の息子ちゃんが勃つもんも勃たなくなんじゃんかよぉ」
耳に響く醜い声。こんなにも小気味悪い声は、生まれて初めて聞くかもしれない。
周りを見回すと、男性が数人私を囲んでいた。
その後ろに、見覚えのある女性。私に絡んできた女性だ。
そして、私は目を疑った。
「な、んで……」
痛みなんて、慣れたと思ったのに。体中に痛みが蘇るみたいに、全身が痛んで、ガタガタと震え出す。
「よぉ……久しぶりだなぁ、。会いたかったぜ……俺の可愛いサンドバッグちゃん……」
頭が割れそうにガンガンして、吐き気がして、まるで真冬かのように寒い。
震えが、止まらない。
椅子にふんぞり返り、足を組んで座っていた彼が、近づいてくる。
嫌だ。来ないで。
コワイ。痛い、イタイ、いたい。
私はずっと、痛いのも死ぬ事も怖くなくて、どちらかといえば、そっちの方が楽なんじゃないかとさえ思っていた。
けど、左馬刻さんに会って、過ごして覚えてしまった。
大切に、大事にされる喜びと、不器用だけど優しいあの人の温もりを知ってしまった。
もう、戻れない。
「ぁ、いっ……」
髪を掴まれ、思い切り引っ張て顔を上げさせられる。
「見ねぇうちに、俺の付けてやった印薄くなってきてんじゃねぇのよ……気に入らねぇなっ!」
乱暴に服が引き裂かれ、肌が露になる。
「あ? 何だっ、これ……」
私の体を見た元彼は、眉を顰めた。
今でも、左馬刻さんが付けたキスマークと、歯型が薄くもしっかり主張していたから。
「お前……もう他の男咥えこんでんのかよ……ガチの淫乱ビッチじゃねぇのよ……」
気づいたら、物凄い音がして、頬に久しぶりの重い痛み。