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その羽根をもいだのは【ヒプマイ夢】〘左馬刻夢〙

第3章 飼われた鳥は自由か不自由か




驚きに少し動きが止まる。

これをしている時に、髪を掴まれる事はあっても、撫でられるなんて初めてだった。

「おら、止まってんな」

頬に手の甲を滑らせる。声はさっきよりだいぶ優しいけれど、何処かイラついている気もする。

咥えたまま、くびれている部分に舌を這わせ、喉の奥まで入れて、吸いながら少し動かす。

「ぅ、あっ……やべぇな……っ、お前、上手すぎるだろっ……」

必死に咥えていると、突然引き抜かれる。

「もういい」

「え……でも……」

「いいから、立て」

言われて手の甲で唇を拭いながら、素早く立ち上がる。

「壁に手ぇついて、ケツこっち向けろ」

言われた通り、その体勢になると、スカートを捲り上げられ、下着をズラされる。

「ハッ、もう濡れてんじゃねぇかよ……俺様の咥えて、興奮でもしたか? ん?」

「やぁ……」

「やじゃねぇだろ、この淫乱が」

耳元で囁かれ、ゾクリとして身を震わせる。

恥ずかしさと期待に、歯痒くてたまらなくなる。

「しっかり足に力入れてなっ……」

「ぁああぁあっ!」

前とは違い、一気に突き入れられ、外なのに声を我慢出来ずに喘ぐ。

「お前のエロい声っ、聞いてっ、誰か来ちまうんじゃねぇか? あ?」

「ふっ、ぅっ……んっ……」

「くっ……何期待して、中締めてんだよっ、ぁ……はぁ……」

大きな声が出ないように、口を手で押さえる。

「声っ、我慢してんのも、なかなかそそるな……」

乱暴に突き上げられて、揺さぶられながら必死に声を我慢する。

苛立ちをぶつけるかのように、激しくされているのに、私の体はそれすらも喜んでいる。

「でもまぁっ、んっ、やっぱ、ぁ、声、出してる方がっ、はっ、やる気でるわっ……」

「ふぁっ、やだぁっ、んっ……」

「おらっ、声出せって……」

塞いでいた手を取られ、律動が激しさを増し、肉のぶつかる音がやらしく響く。

そんなのに耐えられるわけもなく、自然と声も出始める。

「あっ、もっ、やっ、あおひっ、ぎさっ……」

「っ……名前呼べっ……」

「あぁっ……ま、ときっ、さっ……ん、ああっ……」

「くっ……っ、っ!」

一際激しく腰を何度か打ち付け、左馬刻さんが果てる。





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