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【名探偵コナン】生まれ変わったら名探偵の姉でした。

第12章 〜『Goddess』前編【原作4年前】〜



萩原「そう言えば椎奈ちゃん、俺らの呼び方苗字に『刑事』だよね。昔は『お兄さん』って呼んでくれたのにさ、ナタリーちゃんも『さん』付けでしょ?」


椎奈「そりゃあ私も高校生になりますし……呼び方も大人っぽく変えたいなぁと」


松田「逆に違和感あんだよ、それ。他人行儀みたいに距離感つくる必要ねぇと思うけどな。伊達班長も『航兄さん』からの『伊達刑事』なんだろ」


ナタリー「そうよ、別に気にしなくって大丈夫よ。敬語も呼び方も遠慮はいらないわ」


伊達「そうだぞ。何なら松田と萩原も俺みたいに名前で呼んでやれ、何なら『くん』呼びだったらどうだ?」


萩原「おお!それ良いじゃん、『研二くん』って呼んでくれるんでしょ?それか一人だけ『じんぺーちゃん』で!」


松田「おい萩!!」




何やら私の呼び方チェンジが本気で嫌だったらしく、萩原刑事とナタリーさんがしゅんとなって悲しそうで、おちょくられるのを怒鳴った松田刑事も意見自体は同じらしい。確かに『くん』付けだったら普通に呼べるし、『兄さん』呼びみたいな甘えん坊さは感じない。私は彼らに罪悪感みたいなのを感じつつ、顎に手を当てながら納得しては何度か縦に首を張った



椎奈「んー……うん、その呼び方にしようかな?研二くんと陣平くん、航くんとナタリーさん」


伊達「おう。何なら後の二人も呼んでやれ、仲間はずれにするなって起こりそうだしよ」




そう言って満足そうにからりと笑った伊達刑事、航くんの言葉に萩原刑事と松田刑事、もとい研二くんと陣平くんもニヤリと口角を上げて同意した




萩原「ははっ、確かに言えてるな!それに彼奴ら、全然連絡寄越さねぇし。返事一回も届いてねぇんだぜ?」


松田「とは言え、そんな彼奴らの配属先なんて簡単に想像できるけどな」


伊達「ああ。きっと大丈夫なんだろうが、無茶をしていないか心配だ。せめて安否の報告ぐらいは欲しいと思ってるんだがな……」




そんな目の前を会話を聞いて、やっぱり彼らも降谷零と同じぐらいの頭脳を持ってるんだなぁと感心していた。そして何だかんだ笑って話していても心配してるんだろう、三人の声はとても寂しそうで不安と心配を抱えているのが伺えた。彼らは後の二人が警視庁の公安部や、警察庁の警備企画課……通称ゼロにいるのを薄々見抜いているようだ
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