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【名探偵コナン】生まれ変わったら名探偵の姉でした。

第12章 〜『Goddess』前編【原作4年前】〜



すると密かに感心している私に、思い出したように研二くんから爆弾発言が投下された




萩原「……あっ!そういえば俺とじんぺーちゃん、椎奈ちゃんに大事な話言ってなかったよね!」


椎奈「ん?大事な話って?」


松田「俺ら今年から部署移動して配属先が変わってな。強行犯の捜査一課になった」


椎奈「は……」




一瞬、何を言われたのか分からなくて呆然となった私だけど、言われた言葉を理解して愕然となった。本来松田陣平が部署移動させられるのは亡くなる年の11月だ。あまりに早すぎる、しかも無事な筈の研二くんまで一緒になるなんて……




椎奈「はぁ?!ちょっ……変わったってどういう事?爆処の方は大丈夫なの?」


松田「問題ねぇよ、俺らがいなくても他の奴らだって解体出来るしな。ぶっちゃけ最近は他の部署が忙しい、一斉に色んな事件を解決する事になったからな」


萩原「そーそー、椎奈ちゃんの活躍ぶりが社会現象になったやつ!なのに例の爆弾魔は自首して来ねぇし、だったら俺らで逮捕しようと異動願い出しまくったら『頭を冷やせ』って言われてそうなった」




うそでしょ……マジか。私が原因でなったわけ?一年も早まるなんてどんだけ激しい抗議の仕方したのよ?


思わず呆気に取られる私を他所に、原作と違う意味でその事件に執着している彼らは「ぜってぇ捕まえてやる」とやる気を出していた。恐らく原作と同じでカウントダウンも来ているのだろう、二人の目つきがとても鋭かった。おかげで雰囲気がピンと張り詰めていて、すぐにナタリーちゃんが気を利かせて喋ってくれる




ナタリー「えっと……それで椎奈ちゃんはどう?仕事と勉強以外で楽しかった事とか!」


椎奈「うーん……ちょうど来週、有名な洋菓子店の小さなパーティに招待されてるの。ちょっと前にCMで商品紹介をした事があって、ぜひとも来て欲しいって言われて友人と行くつもり」


伊達「やっぱり豪華なパーティとかにも顔出しするんだな。と言うか、友人も招待されてる人なのか?」


椎奈「されてるみたい。その友人ね、海外で女優をやってるの」




私が海外にいる友人……とある女優の存在を教えてみると、研二くん達に「人脈すげぇ」と小声で感心されました
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