【名探偵コナン】生まれ変わったら名探偵の姉でした。
第12章 〜『Goddess』前編【原作4年前】〜
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あれから私は中学校を主席のままで卒業し、弟の新一や蘭ちゃん達も無事に小学校を卒業できました。両親は卒業祝いに高級ホテルのディナーを予約してくれて、前世の普通の生活じゃ食べれない物をいっぱい味わう事ができた
そして犯罪だらけで大忙しの爆処組二人と伊達刑事、ナタリーさんとは高校入学までの春休みにお祝いとして五人で出かける約束があった。とは言え、さすがに都心じゃ一緒に過ごしていると危険なので、離れた自然がいっぱいな地域で森林浴とバーベキューが出来る施設に予約を取って伸び伸び過ごす事にした
伊達さん曰く、「ここを選んだのは椎奈の為でもあるし、俺らも多忙を極める街と離れないと休んだ気にならねぇよ」との事である。思わず聞いて納得しちゃったよね、疲れ切った彼らの顔を見たら同情せざるを得なかったんだ……
なので五人で出かける当日、私はいつもより簡単なメイクに帽子と伊達メガネをして、服は可愛いアウトドアルックのラフな格好にした。そして肝心な移動手段は爆処組二人の車に決まったらしく、二台のスポーツカーが約束していた朝の9時にぴったり家の前に到着する
……うわぁ、マジか!萩原刑事のは白のホ○ダNSX、松田刑事のなんて黒いレクサスじゃん!警察官ってスポーツカー推しが多いわけ?!
思わずイカつい光景を見て呆気に取られ私と母さんだったけど、萩原刑事の車内から本人と伊達さんとナタリーさん、松田刑事の車からもサングラスを取った本人が出てきて大人だけでの会話が始まる
ナタリー「椎奈ちゃんとお母さん、おはようございます!今日は娘さんと遊ぶ許可をして頂いてありがとうございます!」
有希子「いえいえ!此方こそ娘を強盗犯から助けてくれたり、今も仲良くしてくれてとっても嬉しいわ!今後とも椎奈ちゃんを宜しくお願いします」
松田「は、はい」
萩原「もちのロンです!ところで有希子さん。何年経ってもお美しいままですね?!貴女方親子のファンです!サイン良いですか?!」
松田・伊達「「おいコラ、いきなりすぎだぞ萩原」」
有希子「えっ?あらやだ、美しいだなんて褒め上手なイケメン君なのね!」
みんな最初こそ畏まった挨拶をしていたものの、そうやって萩原刑事から出てきた言葉と本気で照れてる母に堅苦しさが崩れ去った