【名探偵コナン】生まれ変わったら名探偵の姉でした。
第11章 〜姉妹の如く【原作5年前】〜
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約束の時間の十分前、綺麗に保った広すぎるキッチンに立ってお菓子の盛り付け作業をしていたらインターフォンの音が響いた。それで一旦お菓子の盛り付けを中断させて、念のために玄関カメラを確認すると可愛くオシャレな服を着ている小学生の女の子二人が立っていた。一部が角みたいに跳ねてるロングヘアの毛利蘭ちゃんと、カチューシャを付けた明るい茶髪の鈴木園子ちゃん
私はすぐに玄関を開けて庭先の門扉まで駆け寄り、元気に「こんにちわ!」って挨拶をくれた二人を見た途端に思わずぎゅううっと抱きしめた
椎奈「うわぁあああ、二人とも久しぶりね!すっかり大きくなっちゃって!!」
蘭「きゃあ?!ちょっ……どうしたの、お姉さん?!」
園子「ぐふっ!!」
まだまだ身長が小さな二人は私の胸より下ぐらいの位置だった。だから力一杯抱きしめすぎて蘭ちゃんからは驚かれ、園子ちゃんからも潰れたようなうめき声が聞こえて慌てて体を離してみる
椎奈「ああやだ、ごめんなさい!!痛かったよね、二人とも大丈夫?!」
蘭「あははっ、別に大丈夫だよ!ね、園子?」
園子「ええ!お久しぶりです、お姉様!」
椎奈「そう?だったら良かった、そして改めて久しぶりね!会いたかったわ!」
そうして咄嗟に離れて謝った私だったけど、普通に平気そうな二人が笑っていたのでもう一度ハグをした。と言っても、玄関先では人目につくからすぐに二人を家の中に招き入れた───