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【名探偵コナン】生まれ変わったら名探偵の姉でした。

第9章 〜長野県警も優秀です〜



そんな恐怖と不快感があって気分が悪かった私は、観光客が集まる場所から少し離れた位置でマネージャーと一緒に警察の指示を待っていた。すると、数十分が経った頃に漸く長野県警が来てくれて現場を確認した後、鑑識係が捜査している間に一課の刑事さん達からの事情聴取が始まった


勿論、長野県警と言えば登場するのはこの三人だろう。片目と脚を負傷させて目には傷跡がある大和敢助刑事、彼の幼馴染である女性刑事の上原由依さん、そして諸葛亮と同じ名前を持った猫目でちょび髭の諸伏高明さん……。確か諸伏刑事は、スコッチだった諸伏景光の兄だったはずだ。彼らは前世のファンから、数いる地方刑事の中でも優秀なのだと言われている。随分頼もしい人達が来た



大和「チッ、人が多いな……。とりあえず第一発見者だっつー被害者の友人だった集団、被害者が死亡する前に施設で見かけた奴、それと現場をはっきり見ていた近く客に事情聴取だ!」

上原「そうね……。すいません、当て嵌まる方はコチラに来てください!」



多すぎる観光客を見て舌打ちしていた大和警部は、元の人相が悪いせいか怒って一層目つきが怖くなって怒鳴るような声で上原刑事に指示を出す。すると指令通りに上原刑事ぎ呼びかけを行い、被害者の友人だった男女五人の集団と周囲に立っていた観光客がぞろぞろ動き出す。私も自分が未成年で芸能人なのでマネージャーと共に上原刑事の元に近づいた



上原「あっ、お二人は目撃者の方ですか?」

マネージャー「いえ、私は違うんですけどこの子がそうでして……。どうも遺体を見てしまって気分が悪くなったみたいで、未成年だから私が付き添いを……」

上原「そうでしたか!えっと……本当に喋れそうなら聞くけど、無理はしなくていいのよ?」

椎奈「は、はい…-大丈夫です」

上原「そう……?何なら遠慮なく声をかけてちょうだいね?」




私が気分の悪くなった未成年と聞いて、マネージャーと話した後に私の顔を覗き込んで心配してくれる上原刑事はとても親切だ。優しいお気遣い痛み入ります。頑張って捜査の協力しますね。実はじっくり見てない癖に遺体の様子が変なのと、友人グループでちょっと気になってる事もあるんです……


如何やら、事情聴取は無関係な観光客から離れた場所で待機し、声をかけられた者から着いて行って聴取を受ける事になった
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