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【名探偵コナン】生まれ変わったら名探偵の姉でした。

第9章 〜長野県警も優秀です〜





夕方の撮影までは時間の余裕があった。なので一般人に騒がれなければ自由にしても良いと言われ、遠慮なく散歩をさせてもらう事にした。まずは家族や萩原さん達にお菓子やストラップなどの土産を買い終え、諏訪湖や周辺のプライベートショットを2、3枚ほど撮って送信しておいた


この場の諏訪湖を始めとし、日本は自然豊かな土地が色々あるのだ。是非とも国の安全の為に頑張っている警察方や、仕事に疲弊している人々なんかは自然で癒されて欲しい……。結局どんな仕事もやり甲斐や楽しみが無いと、続けていくのって辛いよね……


そんなわけで、他県に行く度空いてる時間で行っている役目を達成すると、再び諏訪湖を陽気に散歩し始める。そんな私の目の前で友人同士の観光なのか三人の男性と二人の女性がいたのだが、彼らはどうやらもう一人の仲間と逸れてしまったらしい



「まったく、菖蒲はどこに行ったのよ?」


「回って探すしかねぇな……」



菖蒲って名前だから女性なんだろうか。私は早く合流出来るといいですね、なんて呑気に考えながらその場で諏訪湖を見渡してスマホで写真をパシャリ。何枚か方角を変えて撮ったりしている


その一方、五人の男女は暫く周りを見渡しながら歩いていたけど、そのうち何かを見つけたらしい彼らが遠くへ駆け寄って行った。どうやら、その女性こそが菖蒲さんだったらしい。「お、おい菖蒲?」と呼びかけながら軽く揺すってみたり、「まさか逸れた間に発作がっ……」と言って騒いで不安がる彼らは、すぐに病院に連絡しようと判断したようだ。しかしメンバーの内の体を揺すっていた女性が、俯せに倒れるその人物の体勢を仰向けに変えた時だ




「「ひっ……!きゃああああっ!!」」




突然女性達が大きな悲鳴を上げた。そばにいた男達も声も出せずに唖然としていて、うっかり振り返った私が見たのは上半身のおお腹側が血まみれで目を見開いたまま亡くなっている女性の亡骸だった











そんわけで通報してから暫くすると、諏訪市の警察署の人達が来て現場の規制であったり、観光客の誘導を行っていった。私も指示に従って行動すると建物内でスタッフさん達やマネージャーと合流でき、気分が悪くなって顔が真っ青な私を誰もが「災難だったね」と憐れんだ。事件で間近に遺体を見たのは始めてだったし、やっぱり恐ろしいものだよね……
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