第1章 1 部活
田「えーっと...俺は...熱くなると助走タイミングがバラバラになりがち。影山だから無難に合わせられるが他のセッターだと合わせずらそう。ぐうの音もでねぇ...」
緑「たしかに(笑)田中はストレートに偏る。苦手だもんな、クロス打ち(笑)」
『すいません、勝手なことばっかり』
緑「これ、大変だと思うけどさんがよければ、毎ゲームごとに記録して、最後に見せてくれないかな?」
『こんなものでいいんですか?』
田「何を言っている!第三者からの目ってすげー大事なんだぞ!これがあれば、苦手な箇所を重点的に反復練習できるだろ!」
『了解しました。あ、先輩、家ここなのでありがとうございました!』
木「え?ここ?ここって...」
緑「家そこなんだよな」
『まさかのお隣さん』
緑下先輩の家が隣にあってしまった。
緑「じゃあこれから登下校よろしく」
『よろしくお願いします』
家に入り、母に
マネージャーになったことを告げた。
『母さん、バレー部のマネージャーになった』
「へぇー。烏野のバレー部って昔強かったんでしょ?がんばってね」
『お隣の緑下さんも2年のバレー部員だった』
「あらそうなの。今度挨拶しとかなくちゃ!」
『そうしてー、送り迎えしてくれるらしいから』
「うふふ、青春ねぇ!」
『何もないからね?』
朝早起きして、家を出る。
すでに緑下先輩が待ち構えていた。
『すいません、お待たせしました?』
緑「今出たところだから大丈夫。じゃあ行こうか」
ゆっくり私のペースに合わせてくれる先輩。
緑下先輩との会話は嫌いじゃない。
まあ2年生だからか、
同級生男子より落ち着いてるし。
意外にも早く学校に着いてしまって、
残念に思う自分に驚いている。
緑「お、日向と影山もう来てるよ」
『日向山越えじゃなかったですか?』
緑「よくあれで、夜まで持つよなあ」