第1章 1 部活
なんてことだ。
じゃあ男性陣+私だけになってしまう。
夜の潔子さんを拝めると思ってたのに、残念。
澤「清水もいないし、今回は泊まりはやめておくか?」
緑「まあそれがいいかもしれないですね...」
『いや、主将、私も泊まらせてください。少しでも皆と時間を共有したいんです』
菅「ほっんとうにできた子だなあは」
澤「全くだ。単細胞組に爪の垢を煎じて飲ませたい。わかった、武田先生には伝えておくな」
『わがまま言ってすいません』
潔「大丈夫、もっとわがまま言ってもいいからね。こんなのわがままじゃないから」
潔子さんの繋いできた3年間には追いつくことはできないけれど少しでも皆を支えたい。
菅「家どっち?」
『あ、あっちです』
木「じゃあ俺らと一緒だな。一緒に帰るべ」
田「木下ぁああ!抜け駆けしてんじゃねーよ!」
緑「田中うるさい。抜け駆けじゃないだろ、俺らもいるし。お前も同じ方向じゃん」
澤「じゃあ気をつけて」
菅「ちゃんと送ってくんだぞー。緑下がいるから大丈夫だとは思うけど」
『いいんですか?先輩方ご一緒しても』
成「大丈夫、むしろありがとうございます?」
西「後輩女子を送って帰る!なんて青春なんだ!!」
緑「はいはい。置いていくぞ」
そのまま、部活後は2年の先輩たちと一緒に
帰ることになった。
緑「さんは、日向に誘われてマネージャーになったんだっけ」
『そうなんです、日向とはクラス一緒で席も隣で。入学して周りの様子伺ってたときに日向が話しかけてくれて』
西「くそぅ、翔陽のやつうらやましい!」
田「日向はコミュ力お化けだからな。そういやあよ、ゲーム中に何かノート付けてただろ、あれなんだ?」
緑「そういえば...」
『あ、それはバレー観る時の癖みたいなもので。
サーブ、ストレート、クロスの決定率とか、助走のタイミングとかを記録してるんです。すいません、雑ですけど』
2年ず「お、おおお!!すっげ!」
緑「すごい、こんなにぎっしり...各スパイカーの癖が書いてある...」
西「やるなあ!」