第1章 1 部活
日向や月島にレシーブを教えてはいるけど、
西谷先輩は練習に参加していない。
あれが東峰先輩が着づらくなった要因その1かな。
潔子さんとボードで得点係をしつつ、
ノートに一人一人の癖や大体の最高打点、
得点率等の記録していく。
潔「ちゃん、すごいね」
『よくVリーグをみながら記録つけてるんです。そうした方が自分もよく理解できるから...自己流ですけどね』
潔「それ後でわたしにも見せてくれる?」
『もちろんです!』
コートの端で、小さなオレンジが羽ばたいた。
『えっ...あれ速攻?!』
潔「すごいよね。昨日、青葉城西って強豪に勝ったんだよ」
『めちゃくちゃすごいですね!日向も影山も!』
それに、チーム全体の士気も高い。
特に攻撃力。
『田中先輩ナイッサー!』
うん、いいチームだ。
まだチーム力はないけど、みんな繋がればきっとまだまだ烏野は強くなる。
ゾクゾクした。
「「「あざっしたーー!」」」
澤「じゃあ風邪引く前に着替えて体解すぞー」
『あ、じゃあわたし入ります』
澤村先輩の背中を押して体を伸ばす。
澤「ゔっ...か、ギブ...」
『バレーは柔軟性も大事なんですから!伸ばしましょう!』
次は田中先輩のところへ向かう。
試合中、左足を気にしていたし。
『田中せんぱーい』
田「!」
『はい左脚だしてー、違和感あるのはここですかね?』
田「な何言っんだよ大jいてててて!!ばっいってーよばか!!!」
『やっぱ痛いんじゃないですかー。
ここ、筋肉張ってます。ちょっと解しますよ』
田「あだだだだ!」
西「ちくしょう!羨ましいぜ龍!」
5分くらい田中先輩をマッサージした。