第1章 1 部活
優しそうな先輩ばかりで少し安心した。
『ありがとうございます』
菅「にしてもこれで美人マネ2人かぁ大地、なんか強豪みたいだな!」
澤「これはまた他の部からやっかみ買うかもな...ハハッ」
澤村先輩が遠い目をしていた。
影山はさっさとサーブの練習をしていた。
協調性のないやつめ。
『げっ、あいつジャンサーできるの』
すごいな。
フォームが乱れてないし威力もある。
田「へい、1年ガール!バレー経験者なのか?」
『田中先輩、経験者ではないですが見る専で。全日本とかVリーグは結構見ます。春高はあんまり知識ないですけど!』
田「はうわっ!先輩...なんていい響きなんだ!」
田中先輩は自分を抱きしめて高揚している。
変態属性かな?
『...あの?』
菅「ー、あんまり気にしなくていいべ。これはそういう習性だ」
『ああ、なるほど』
澤「バレーボールの基本知識はあるのか?」
『それは大丈夫です!!』
澤「頼もしいよ。清水も助かると思うし」
「何?」
美人の先輩がこちらに寄ってきた。
『あなたが神か...』
菅「清水ー、この子マネージャー希望のちゃん。日向と同じクラスなんだって!」
そういうと清水先輩は私の手を握った。
「本当?嬉しい!私、3年生の清水潔子。よろしくね、ちゃん」
『名が体を表している...1年のです。マネージャー経験がないのでご迷惑をおかけすると思いますがよろしくお願いします!』
腰を90度に勢いよく曲げて挨拶する。
横で菅原先輩が飛び上がった。
「うわっびっくりした!!!」
澤「しっかりしてるなあは」
清「あ、じゃあ、仕事教えるから一緒に来て」
『はい!清水先輩!!』
田「潔子さんが笑っとる...お口動いとる...」
緑「田中、気持ち悪いよお前」