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オタク女子の取扱説明書

第1章 序章



始業式が終わり体育館にいた生徒たちが自分たちのクラスに帰っていく

そういえばちーちゃんと別れて急いで自分のクラスの列に並んだけど誰かがいない気がするな…。


同クラ女子1「緋色~、玖島くんいないけどどうしたの~?」

緋「あー。さぼり」

同クラ女子1「えー!まじー?」

同クラ女子2「せっかく玖島くんと同じクラスになったから話してみたかったのにー」

緋「ははっ、ざんね~んww」

陽「まぁ、同じクラスなんだから別に今日じゃなくてもまだ話せる機会はたくさんあるだろw」

同クラ女子2「確かに!」



私の前を歩いている子たちが、井岡くんたちと話をしている。
(すごいなぁ、あの子たち。あの人たちとあんな感じに話せるって。しかも玖島くんと話してみたかったって…。私には断然のその勇気はござらぬな…。)

そう思いながら私は自分の教室に向かった。
そして、放課後を迎えるまで私のお隣さんは教室に帰ってこなかった。





ー--放課後ー--

千「紗羅~。帰るよ~。」

紗「あ、ちーちゃん!待って~」

帰る準備中だったところにちーちゃんが私の教室にきた。


紗「私が迎えに行こうと思ったのにw」

千「そんなことで競うなww」

紗「そういえば、ちーちゃんの言う通り玖島くんさっきの始業式さぼってたみたい」

千「まぁ、あいつはまじめに始業式出るような人間じゃないでしょw」


紗「思ったんだけど、ちーちゃん何気に玖島くんのこと知っているよね。もしかして…好きな人とか?」

千「はぁ?何意味わからないこと言ってんの?あいつとは小学校一緒だっただけ。その時からあんまり始業式とか真面目に出てるような感じじゃなかったからw」

紗「え!?ちーちゃん、玖島くんのことは知ってたんだ。知らなかった」

千「まぁ、別に自慢できるようなことじゃないからね」

だからちーちゃんはあの方のことをあいつとか言ってたんだ

紗「ちーちゃん、かっこいい…」

千「ごめんどこが?」


いろいろ話ながら私たちは駅近のおしゃれなカフェを見つけてそこでランチを食べて過ごした。

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