第2章 合縁奇縁
~樹~
石井との雑談していると体育の先公が来て、俺のクラスチームと石井のクラスのチーム事で分かれて最初の5分ぐらいはポジションを決め、そのあと20分ぐらいをバレー部の生徒を中心に練習をしてから残りの時間を練習を兼ねて試合をした。
まぁ、このチーム結成から最初の練習だからお互いガタガタだったが、僅差で石井のクラスが勝った。
正直言う
バレーもなかなかめんどくせー…。
緋「おい、陽介。樹の顔がめんどくせーって顔でしているのは気のせいかな?www」
陽「いや、あれは間違いなくそう思っている顔だww」
樹「うるせー、あちー…」
緋「図星だってwww」
石「でも、そう思っているわりには、結構動いてたけどなww」
陽「まぁ、ポジションを決めたのは木村さんと樹だからなw
経験者の木村さんをセッターにして俺ら二人をサイド、経験が浅い西津さんと伊吹さんをバックに置いてその間に樹が入ってバランスをとろうって」
石「樹もなかなかの策士だし、紳士だよな」
そりゃ、経験の浅い二人を前衛にするほどそこまで無謀なことはしない。
西津に関しては小学校の頃に少し経験があるって言ってたからレフト側の後衛を任せるとして、そうなれば全く経験のない伊吹に攻撃が集中する。
そんなの気分が悪い
石「でも、さっきの試合で樹が伊吹さん側に寄っててまるで姫を守る騎士(ナイト)みたいだよなw」
こいつ、人の作戦に感付くのは得意だよな。
去年は同じクラスで味方だったからよかったが、今年は敵だから本当に敵に回したくねー
樹「確かに伊吹寄りになっていたけど、どんくさい伊吹のフォローしないといけないだろーが」
石「まぁ、好きな女の子を守るのは男の役割だからということにしておくよw」
樹「だからそんなんじゃねーって…。」
隣のクラス女子「石井~!ちょっときて~!」
石「あ、呼ばれたから行くわ、じゃ、また明日~」
そう言って石井は自分のクラスの輪に戻っていった。
緋「樹~、やっぱり伊吹さんのことが気になってるんじゃねーの?www」
陽(うんうん)
こいつらもか!(怒)