第1章 序章
~紗羅目線~
始業式に参加する為に教室を出たはいいが、一人で行くのも気が引けたため友達のクラスである5組に向かうが5組はまだSHR中で仕方ないから5組の目の前の廊下で友達が出てくるのを待っていた。
(…はぁ。ただえさえ友親しい友達がいない教室なのに、よりにもよってご近所の席が、決してガラの良いと言い難い方々なんて…。しかも今思い出したけど玖島くんって去年校外で問題起こして出席停止処分受けてると風の噂で聞いた人じゃないか…。)
??「あれ?紗羅?先に体育館行ったんじゃないの?w」
この子は高橋千尋。私と中学校から一緒の大親友だ。
見た目はギャルの見た目だが、この子も私と同様アニメや漫画を鑑賞するのも好き。コスプレをするのも好き。
はて。私がいろいろ考えことしているうちに5組のSHRが終わったみたいだ
紗「ちーちゃん聞いてよ~。私今回のクラスに馴染めないかもしれない~…(泣)」
千「は?なんで?何かあったの?」
紗「実は…。今のクラスにヤンキー的な方々がいて、しかも私の席の目の前とお隣さんでして、さらにそのお隣さんが去年問題になってた玖島くんなのですよ…。」
私はあまり大きな声で言うには失礼かと思ってちーちゃんに聞こえる程度で不満をこぼした。
千「あぁ~。なるほど。確かにあんたには刺激が強いやつらだよね~www」
紗「笑いごとじゃないよ~(泣)」
千「ごめんごめんww まぁ、あいつあんまり学校に来ないって噂だし、紗羅はあんま気にしなくていいんじゃない?」
紗「だといいな…。」
ちーちゃんと話しながらだと、あっという間に体育館についた。
千「んじゃ、うちらこっちだから、またあとでね。放課後遊びにでも行って嫌なことは忘れてしまおうw」
紗「うん。そうだね」
この時は私の苦手な人と急接近するとは夢にも思わなかったのだった。
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作者プチコメント
昔から執筆する際に音楽を聴きながらPCポチするのですが、このオタ女子を執筆するときによく聴いているのが、樹目線部分は【劣等上等】で、紗羅目線部分は【乙女どもよ】。この二つを聴きながらすると手が気持ち悪いぐらいに進む進むwww