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オタク女子の取扱説明書

第1章 序章


~樹目線~

学校を出て緋色たちと適当にファミレスに入った。

案内された席につきメニューを確認し、適当に日替わり定食とドリンクバーを注文した。

緋「なぁなぁ、去年のクラスメイトもかわいかったけど、今回のクラスもなかなkの顔面偏差値してね?」

陽「お前は新学期早々何を考えてたんだ…」

緋「いや、だって〇〇さんとか、△△さんとか可愛い顔してね?」

陽「まぁ、かわいらしいとは思うが…」

緋「樹はどうなんだよ~」

樹「は?俺?」

今思うと全然今回のクラスメイトの顔見てねーや

陽「何気に伊吹さんのこと気になっているんじゃない?」

樹「…は?」
緋「え、まじ?」

俺が?
あのくっっそ地味なメガネ女子を?

樹「いやいやあんなのただの隣の席としか思えねーんだけど」
陽「そう?メガネ外したら意外と美人なんじゃない?」
緋「あー、メガネ女子のメガネ外しているところ見てみたいよな!」


樹「俺はまだギャルのほうが接しやすいからマシ派だわ」

陽「でも、樹はギャアギャア騒がられるの好きじゃないじゃん」

樹「別に好きとは言ってない(きっぱり)」

そんなこんなで、運ばれてきた料理を平らげ少し駄弁って次にゲーセンとかで時間を潰した。

そして緋色たちを別れ一人で帰路についていると…


?「やめてください…!」

ん?

男1「いいじゃ~ん。俺たちと一緒にカラオケ行こうよ~」
男2「悪いようにしないからさ~。何なら奢ってあげるよ~」

ナンパか?
普段の俺なら知らんふりをして通り過ぎていたが、今回は見過ごせなかった。なぜなら…

樹「俺と同じ学校のやつ?」

はて、あんな顔の生徒はいただろうか…。

とりあえず、このまま無視して夢見を悪くしたくないな…。


樹「ごめんごめん!待たせたな!」


男2「あ?」
男1「誰だ、おめー」

樹「誰って、この子の彼氏ですが?なぁw」
?「っ、や、やっと来てくれたの~?めっちゃ待ったんだけど~」
ん?この声どっかで聞いたことあんな

樹「だからごめんってw……ってことで、さっさと失せろ、カス共」


男1「…っち。ガチの彼氏持ちかよ」
男2「つまんねー、行こうぜ」


と言って男どもは消え失せたのだった。




?「あ、あの、助けて頂き、あ、ありがとうございました。」
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