第2章 合縁奇縁
~樹~
クラス内で球技大会の出場選手を決めて早速球技大会までの間、体育の時間に各競技に分かれて練習してみようということになった。
樹「だりぃ…。練習が必要だとかいうけどさ、最初はいいけどずっと同じ相手だとこっちの戦力バレバレじゃん。」
緋「そうだそうだwずっと同じ相手だと飽きるからシャッフルしようぜw」
陽「まぁ、飽きることはともかく、本番はそこは考慮して組むって実行員も言ってるんだからいいんじゃないか?」
てか…
緋「木村はバレー部だけど、伊吹さんたちはバレー経験とかあるの?」
そう、俺たちバレーに組まれたメンバーは、俺、緋色、陽介、バレー部の木村、美術部の西津(さいつ)さんと、同じく美術部の伊吹さん
紗「あるとお思いで?」
西「私も小学校の時に習い事で少しやったぐらいかなぁ」
樹(この面子大丈夫かよ…)
陽「樹、声に出てるぞ」
樹「まじ?やべー」
緋「そんなこと、全然思ってないくせにw」
とりあえず、緋色は殴っとく
紗「す、すみません…。未経験の私は全然補欠メンバーで大丈夫ですので、今からでも委員長にもう一人増やしてもらえるかお願いしてみます。」
樹「今からお願いしても他の競技に回っていたり、同じバレーでもチームが出来てるから、余程のことがない限り、メンバー変更は出来ないだろ。」
紗「ですよね…。」
緋「樹~。女の子相手にそんなきついこと言うなってw」
樹「いやいや、俺できつかったら社会に出たらこいつどうなんだよw」
陽「そのときは、樹が責任持って一緒にいればいいんじゃないか?w」
樹「笑かすなって」
そんな雑談していると、
???「お~い樹~。」
あぁ?
樹「石井じゃねーか。おめーもバレー選択したのか?」
石「そー。」
この爽やかイケメンは、となりのクラスの石井 和真。
こいつ確かサッカー部だった気がするが…。
緋「石井はサッカーに行かなかったん?さっきサッカー部何人か外に出て行ったの見たけど。」
陽「エースがいなくて大丈夫か?」
石「校内の球技大会だし、たまには違う競技でもしようかと思って、思い切って室内競技にしてみたw」
そういって、石井は俺たちをみた。
正確には俺たちの後ろにいる女子たちを…
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史美μ
ふっかーつ!!!!!