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夢繰り屋 凛 第七章 『後編』

第4章 男って奴は…。


気が付いた私達は、遊園地にいた。

目の前には、舞ちゃん家族。

お父さん、お母さん、小学校低学年くらいの
お兄ちゃん、舞ちゃんの四人家族。

とても楽しそうで、とても幸せそうな家族の
姿が目の前にあった。

…理想的な家族図やなぁ…。

そんな事を思っていたら、
後ろから、浩二君の声がした。

「遊園地なんか、めっちゃ久しぶりなんやけど…
 それにしても、休日に家族で遊園地か…
 ええやん…理想の家族やんなぁ。」

…同じ事…思ってる…。
なんか、めっちゃ嬉しい。

「それにしても、小さいのに、
 結構ハッキリした夢見るんやなぁ。
 …皆、こんなもんなんか?」

そう言いながら、浩二君はキョロキョロしていた。

「よっぽど楽しかったんやと思うで。
 せやから、記憶が鮮明に残ってるんやと思う。
 …それか、ほんまに怖かったから鮮明なんか…。」

そう言う私の言葉に、なるほど…と
うなずいていた。

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