第44章 雨上がり種植えつけられる✳︎煉獄さん※裏表現有
杏寿郎さんの大きな右手の平が私の後頭部に添えられ
”もっとしてくれ”
と言わんばかりに撫でてくる。
口は痛いし手も疲れる。それでも
……私で…もっと感じて欲しい
その欲の方が、はるかに勝っていた。
しばらくそうしていたが
「…っ…もう…いい…」
杏寿郎さんがそう言いながら
ちゅぶっ
半ば無理やり私の顔を、杏寿郎さんのソレから離した。
私は、自分の口元を右手の人差し指の側面で拭いながら
「…気持ちよく…なかったですか?」
そう尋ねる。
すると杏寿郎さんは、恥ずかし気に口を手で覆い隠し
「…いや……良すぎて…果ててしまいそうだった…」
私から視線を逸らした。
そんな様子に
……もう…無理…!
「すずね!?」
我慢の限界を迎えた私は、杏寿郎さんの胡坐を跨いだ。
そしてそまま
「…そんなお顔を見せられて…そんな風に言われて…私は…っもう我慢できません…!」
「っコラ!」
杏寿郎さんが止めようとするのも無視し
ズチュッ
「…っんはぁ…」
杏寿郎さんのソレ目掛け、腰を下ろした。
少したりともほぐされていないにも関わらず、杏寿郎さんのソレは難なく私の奥まで入ってしまい、私のソコが、いかにこうなることを待ち望んでいたかを実感させられる。
待ち望んだソレの感覚に、蕩けた表情で杏寿郎さんを見ていると
「…勝手に挿れてしまうとは…すずねは悪い子だ」
興奮しきった杏寿郎さんが、私の顔をじっと見おろしてきた。
そんな様子にも、激しく欲を掻き立てられ
「…ん…だっ…てぇ…我慢…できなか…っ…です……」
私は、腰をユルユルと揺らし始める。
杏寿郎さんはそんな私を嬉しそうに見つめ
「…困った子だ」
そう言うと
「…あっ…だめ…動かさ…ない…で…っ…」
私が腰を揺らすのを手伝うように、大きな手のひらを私のお尻に添えた。