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鰯料理の盛合せ【鬼滅短編・中編・長編番外編】

第41章 今世の私も、余す事なくもらってください✳︎不死川さん※微裏有


この状況にかなりの高揚感を感じていた私は


「…あ…っ…も…いっちゃ…っ…」

「おいおい…まだたいして触ってないだろうがァ」

「…ん…だっ…てぇ…」


ぞわぞわと迫ってくる絶頂の気配に身を任せ、実弥さんがより触りやすいようにと自らの腰を逸らした。

けれども


「…っあ……なんで…?」


もう間もなく絶頂を迎えられるというところで


「残念だがまだおあずけだァ」


意地悪な笑みを浮かべた実弥さんは、私の中から指を抜いてしまった。

そんな実弥さんに恨みがましい視線を送っていると、両脇の下に手を突っ込まれ、実弥さんの太ももの上から降ろされてしまう。


「お前が風呂入ってんのに、俺が入らねェ訳にいかねェだろ」


実弥さんは私をソファーに座らせるとポンポンと私の頭を撫で


「すぐ出てきてやるからお利口に待ってろォ」


と言って私を置いて浴室に向かって行ってしまった。


「……うそ…」


もう少しで絶頂を迎えられたというのに、寸止めされてしまった私はポカンとしながら実弥さんの背中を見送ることしかできない。


…もう!本当に意地悪なんだから……でも、そんなところもすごく好き!!!


私はソファーで1人、心と下腹部、両方キュンキュンとさせながら足をばたつかせるのだった。





















「…あっ…は…実弥…さぁん…!」

「…は…相変わらず…後ろからされんのが…好きだな…!」

「…ん…だって…奥…気持ち…っ…だも…」

「…っ…俺も…そろそろ…」

「…っ…んぁぁあっ!」


揺さぶりが激しくなり


「…あっ…も…だめ…だめだめ…いっ…イっちゃ…ん…んぁぁぁああ!」

「……っ!」


薄い膜越しに、実弥さんの欲が放たれたのを確かに感じる。

懸命に力を入れていた腕を脱力させ、上半身をクタリとベッドに横たえると、実弥さんはゆっくりと私の中から自身を抜き去った。

あまり力の入らない身体をゴソゴソと動かし、視線を実弥さんの方へと向けると、ソコから液がこぼれ落ちないようにゆっくりとゴムを外し、キュッと口を縛っている姿が目に映った。

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