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鰯料理の盛合せ【鬼滅短編・中編・長編番外編】

第41章 今世の私も、余す事なくもらってください✳︎不死川さん※微裏有


ショーツをはき、ブラをつけてみるとどちらも私のサイズにぴったりだった。


…実弥さん…私のサイズ把握してるんだ…


そう思うとなんだかとても気恥ずかしいような嬉しいような、むず痒い気持ちになる。それと同時に、先ほど綺麗にしたばかりだというのに、私の奥からトロリとした液が滲み出て来る気配をはっきりと感じてしまった。

私はショーツとブラの上からバスローブを見に纏い、スキンケアとヘアケアを軽く終えると実弥さんの待つ部屋へと向かった。





















チラリと部屋を覗くと、実弥さんはソファーに座り、足を組みながらワインを飲んでいた。

実弥さんはテレビに映っているニュースに興味があるらしく、私の視線には気が付いていないようだ。

音を立てないようゆっくりと実弥さんの背後に近づき


「……お待たせしました」


ギュッとその首に腕をまわしながら囁くように声を掛けた。


「出たのか」


実弥さんは特に驚いた様子もなくゆっくりと私の方へと振り返る。そして


「あれ、着てるんだろォ?」


甘さを孕んだ声でそう尋ねてくる。


「もちろんです」


私はそう答えながら実弥さんから腕を離し、ゆっくりとソファーの前に回り込んだ。テーブルの上に置いてあるチャンネルを手に取り、テレビの電源を切ると再び元あった場所にそれを置く。

それから実弥さんの組まれている脚をよいしょと崩し、その上におもむろにまたがった。実弥さんが私のそんな行動をじっと見ていたが、ホテルという普段とは異なる空間にいること、そしてなにより実弥さんにプレゼントされた下着を身に着けているという事実が、普段よりも私を大胆にしていた。



「…テレビじゃなくって私を見てください」


甘えるような視線を送りながらそう言うと


「……だったら、それ脱げよ」


実弥さんは口の端を上げ、私のバスローブの合わせ目を右手の人差し指でクッと引っ張りながらそう言った。


「……はい」


私は実弥さんの肩に置いていた手を離し、リボン縛りにしていたバスローブの紐をシュッと引っ張った。

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