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鰯料理の盛合せ【鬼滅短編・中編・長編番外編】

第31章 2人で初めてのmerryXmas♡extra※裏表現有


「ここだとすずねの身体も、その蕩け切った表情も堪能できないな」


杏寿郎さんはそう言うと


「…ひゃっ!」


ガッと私を抱き上げ、寝室へと半ば走るようにしながら向かった。


















ボスンとベッドに落とされ、ベッドを軋ませながら杏寿郎さんが私に覆い被さった。そのまま私の首筋に顔を埋め、軽い音を立てながらこそばゆいキスを落としていく。そして


「…んっ…ふ…」


空いている左手で私の胸の中心をクニクニと弄り始めた。

気持ちいいところを弄られ、先程からずっと熱さを感じていた私の下半身がさらに熱くなっていく。その一方で、リビングとは違い、寝室は暖房を効かせていなかったので


「…ん…杏寿郎さ…ん…ここ…んぅ…ちょっとだけ…寒い…」


肌寒さを感じた私は、腕を伸ばし杏寿郎さんの身体をグッと引き寄せた。けれども、杏寿郎さんはまだしっかりと服を着ており、その肌の暖かさを直に感じることが出来ない。


「…私は裸なのに…杏寿郎さんだけ着ているなんて…ずるい…」


緋色の瞳を甘えるようにじっと見つめ、しっかりと着られている杏寿郎さんの上着を下から捲り上げようと手をかける。


「…すずねが…脱がしてくれるのか?」


荒く乱れた息を抑えながらそう言う杏寿郎さんの声と表情は、やはりどうにも艶めかしく、今すぐに杏寿郎さんとひとつになりたいと思ってしまうほどの破壊力を有していた。


「…ん…脱がす…脱がすから…早く…きて…」

「…っ…ならば…君の手で脱がせてくれ」

「……はい…」


杏寿郎さんに脱ぎやすいようにと手伝ってもらいながら、覚束ない手つきで私とサイズ違いのカーディガンとTシャツを脱がせていく。


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