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鰯料理の盛合せ【鬼滅短編・中編・長編番外編】

第28章 雨降って愛深まる✳︎煉獄さん※裏表現有


「こんなに濡らして…どこがどう嫌なのか教えてもらいたいものだ」


そう言いながら杏寿郎様は


クチュっクチュッ


やはりわざと私に聞かせているのか、羞恥心を煽るように大きな音を立て私の中に埋め込んだ指を動かしている。


「…ん…っ…」


私は声が出てしまわないようにと、上唇と下唇をピッタリとくつけギュッと目を瞑った。


そうして中を少し解された後


プチュっ


杏寿郎様の指が引き抜かれ、じわじわと下腹部を支配していく気持ちよさから解放された私はホッと一安心していた。


けれども。


杏寿郎様は片手で自身の着衣を緩めると、杏寿郎様の熱く激ったソレを器用に取り出し


クチュックチュ


私の入り口から溢れでるとろみのある液を塗りつけた。その動作で、この後何をされるのか察しがついてしまった私は


「…っや!やめて…まだ…」


いつもはもっと丹念に、こちらが"もういいです"と言うまで解されるのに、今日はまだ杏寿郎様の大きなソレを受け入れられるほどそうしてもらっていない。

杏寿郎様はそんな私を無視し


ズプッ


ソレの先端部分を私の中に僅かに入れ、私の顔を上目遣いで見遣ると


「あんな男のことを考える時間など…くれてやるものか」


そう言って


ズプッ!


「…っやあぁぁあ!」


私の最奥まで一気にソレを埋め込んだ。


杏寿郎様は初めから激しく私の身体を突き


「…っ…い…ふ…ん…」


痛かった筈の私の身体は、あっという間に気持ちよさに支配され、


気持ちを伴わない欲を満たすためだけの行為なのに…!


それを理解しながらも気持ちよさを感じてしまう自分の身体が


「…いや…っ…」


情けなくて堪らなかった。

喘ぎ声が漏れるのを堪えようと、唇を強く噛み締めていると


「…血が…出てしまう…噛むんじゃ…ない」


杏寿郎様はそう言って、私の唇を強引にこじ開け


「…代わりに…これを…噛むと…いい…」

「…んむっ…ふ…はぁ…」


つい先ほどまで私の中に埋め込んでいた指を私の口内に浅く突っ込んだ。


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