第24章 私の全て、余す事なくもらってください✳︎不死川さん※裏表現有
「……私、新人隠だった頃、ちょっとした手違いで一人で後処理に行ったことがあって。その時そこにいた隊士の人に、"戦いで激った隊士の身体を沈めるのも隠の役目だ"、なんて言われたのを…真に受けてしまって…名前も知らないその人と…してしまいまし…た」
「…っなんだァその…クソみてぇな嘘は」
「本当に…騙されるなんて馬鹿ですよね?態々私のこと、鴉を使って呼び出してきて、その人と3回くらいそうなったんですけど…その人しかそんなこと要求してこないんですもん。流石の私もおかしいって気がついて、よくしてもらってた先輩に相談したら、そんな役目あるわけないでしょうと…あの…だから」
はぁぁあ
「…っ!」
馬鹿すぎて…呆れられた…よね。
そう思い実弥さんから視線を外すと
クイッ
顎を掬い上げられ
ちぅぅぅう
「…んぅ…」
舌は入ってこないものの、深めの口づけが落とされた。
ちゅっ
音を立て実弥さんの唇が離れて行った後
「んなクソみてェなもんは数に入れんな。お前の全て、身体だけじゃなくここも、俺のなんだろォ?」
実弥さんは、私の左胸、心臓のところをトントンと指差しながらそう言った。
「…っ…はい!私が…心も…身体も差し出したいと思うのは…今までも…これからも…実弥さんだけです…っ!」
そう言って私は実弥さんの首に腕を回し、ギュッと強く抱きついた。そんな私の頭を実弥さんは優しい手つきで撫でてくれる。
「…で。いい加減準備は出来たかァ?」
「はい!心も身体も、もうバッチリです!」
そう返事をすると
「…そうかよォ」
「…っ…」
実弥さんの手が私の頭からゆっくりと移動し、怪しい手つきで私の首をサワサワと撫でる。
「…っあの…」
「駄目だ。もう聞かねェ…っていうか聞けねェ。我慢の限界だァ。…散々焦らされてんだ…覚悟しろよ」
じっと半ば睨むように見られ
「…っはい…」
それだけで、私の下腹部は実弥さんを求め騒ぎ始めた。