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鰯料理の盛合せ【鬼滅短編・中編・長編番外編】

第24章 私の全て、余す事なくもらってください✳︎不死川さん※裏表現有


「仕方ねェだろう?俺も男だァ…好きな女を一度自分のものにしちまったらもう手放せねェし…自分の子を孕ませてェって思っちまうんだよ」

「…っ!!!」

「だがお前も知ってんだろォ?俺は…ってオイ!」


ベラベラと喋り続けようとする実弥さんを無視し、私は実弥さんの腰紐へと手を伸ばしそれを躊躇なく解き


「…っお前人の話聞いて「話を聞いてないのは実弥さんの方でしょう?」…っ」


いそいそと実弥さんの衣服を脱がしていく。


「何度も言ってるでしょう?私は実弥さんが好き。大好き。愛してる。今すぐに私の全部を実弥さんにもらって欲しいし、実弥さんの子どもを孕ませて欲しい」

「…ばっ…だから女がそんなことを平気で言うんじゃねェよ!」

「…っ…だって!実弥さん、言わないとわかってくれない…っていうか、言ったってわかってないじゃないですか!私すごく丈夫です!小さい弟妹もいたから赤ちゃんの世話も…子育てだって1人でできます!もし悩んだら…きちんと宇髄さん達や禰󠄀豆子ちゃん、アオイさん達を頼ります!だからお願いです!もし本当に、私とそうしたいと思ってくれているのであれば…今すぐ…そうして!私を…私の全部を…早く実弥さんのものにしてください!」


はぁはぁはぁ…


自分の気持ちを言葉にしている間に興奮してしまい、息は大きく乱れ、気がつくと私の目からボロボロと涙がこぼれ落ちていた。


フッ


と実弥さんの顔が私の目元に近づき


ペロッ


「…っ…」


私の涙をその舌で舐めとった。


「…お前の気持ちも…俺自身の気持ちも、もう十分わかった。…お前のこれからの人生…俺が全部…もらうからなァ。…後戻りは…出来ねェぜ…?」

「…っ…そんなの…絶対しない!…全部…今すぐ…私をもらって…!」


その言葉を言い終わるや否や


「…んむっ…」


ちぅぅぅっ


激しい口づけと共に、実弥さんの手が私の身体を弄り始めた。


「…ん…っ…ふ…」


先程言われた通り鼻で息をし、苦しくならないように酸素を取り込む。

実弥さんは口づけしながらも私の着物を脱がそうとゴソゴソしているが、中々上手くいかないようで


「…っち。面倒な服だァ」


私から唇を離し、グッと寄せられていた身体も離れて行ってしまう。



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