第23章 呪いの言葉、つるぺったん✳︎煉獄さん※裏表現有り
そう言って一旦私の胸の中心を弄るのをやめ、再び私の胸全体を揉み解すようにその手を動かし始める。
敏感に感じてしまう胸の中心への刺激は止んだというのに
「…っ…あの…杏寿郎さん…」
触られなくなったからと言って、すぐに熱くなってしまったソコが落ち着くはずもなく、私は吐息混じりの声でその愛おしい名を呼びながらチラリと後ろ斜め上にある顔を仰ぎ見る。
「どうした?」
杏寿郎さんは涼しい顔をしながら私の胸を
フニフニ
ムニムニ
モニュモニュ
「この肌質、柔らかさ、いつまでも触っていられる」
丹念に、それはもう丹念に指圧(もうただ揉んでいると言った方が正しいのかもしれない)している。
今まで杏寿郎さんに胸を揉まれても、大して気持ちよさを感じることはなかった。けれども今は
「…っ…はぁ…っ…ん…」
この状況に完全に酔ってしまい、揉まれているだけで気持ちがいいと感じてしまっていた。それは今まで杏寿郎さんが私の身体に触れてくる際、ここまで丹念に私の胸を揉んでくることがなかったということもあるし、湯殿でこんな雰囲気になるのが初めてということも要因の一つだと思う。
胸の中心が"触って欲しい"と訴えてくるようにムズムズムと疼く。それに加え
トロリ
私の、杏寿郎さんだけが触れたことのあるソコが、どんどんどんどん水気を増していくのを感じた。
触って欲しい
胸の中心にも、下のソコにも…今すぐその指で触れて欲しい!
「…っ…杏寿郎さん…!」
我慢ができず、身体を捻り杏寿郎さんの方を向こうとするも
「こら。まだ終わりじゃない。大人しくしていなさい」
そう言って杏寿郎さんの右手が私の左胸、左手が右胸へと移り、体の密着度が更に増す。更には杏寿郎さんの脚も、私を逃さまいと私の身体を挟み込んで来たため、ほとんど身動きが取れない。
堪らず
「…っ…意地悪…しないで…」
そう言ったものの
「俺がいつすずねに意地悪をしたというんだ?どちらかと言えば、ありもしない事実に翻弄され、2度も俺のことを拒否した君の方が意地悪ではないのか?」
杏寿郎さんから期待する返事は返ってこない。
「…っ…それは…だって…」
フニフニ
ムニムニ
モニュモニュ
私の胸を揉む手は止まらず、求める刺激も与えてもらえない。