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鰯料理の盛合せ【鬼滅短編・中編・長編番外編】

第19章 あなたのためなら何でも【暖和】※裏表現有


たったそれだけで、ビクビクと私の身体は軽い絶頂を迎え、


「…っ…凄い…締め付けだ…だがすまない。俺も…もう我慢できない…!」


杏寿郎さんはそういうと、


「…あっ…や…んぁ…っ…んぅ」


ろくに服も脱がない、ズボンすらも中途半端に履いたままの格好で


「…っ…はぁ…すずね…」


夢中で私の身体を揺さぶっていた。


電気も消していないこの部屋では、服すらろくに脱いでいない切羽詰まった表情の杏寿郎さんが良く見える。


いつもは快感を逃すために目を瞑ってしまう私だが


「…あっ…杏寿郎…さん…きもち…いいっ…あぁっ!」


「…すずね…すずね…」


何度も切な気に私の名を呼び、熱く熱く私を見つめるその瞳を、ずっと見つめていたいと思い目を瞑るのを堪えた。


激しい揺さぶりりにベッドが悲鳴をあげていて、その音すらも私と杏寿郎さんの欲を掻き立てているように感じる。


ゾクゾクとどんどん気持ち良さが強くなり


「…あっ…ん…や…っ…イっちゃ…杏寿郎…さ…っ」


「…っ…そうか…ならば…っ!」


「…っあぁぁ!…まっ…て…激しっ…おかしく…なっちゃ…」


私のその言葉を聞いた杏寿郎さんが、更に私の身体を強く揺さぶり


「…っだめ…だめっ…っあっ…あぁぁぁあ!」


私の身体は、先程とは比べ物にならないほど激しく痙攣し、私の頭は、


"気持ちいい"


その言葉で埋め尽くされてしまいそうなほどの快感で支配されてしまっていた。

深い絶頂感でぼんやりしていた私から、まだまだその硬さを失いそうもない杏寿郎さんのソレが抜かれ、


「…熱いな」


そう言いながら杏寿郎さんは、脱がずにいたシャツにインナー、スラックスに下着、更には靴下をその辺にポイポイと投げ捨てながら脱いでいく。そんな姿もとても新鮮で、


杏寿郎さんったら…かわいい


快感で鈍い働きしかしてくれない頭でそんなことを考えていた。全て脱ぎ終えた杏寿郎さんは


「後ろを向いてくれ」


そう言いながら私の身体を裏返し、クイッと腰を上げさせられる。そのまま後ろからぬるりとソレが中に入ってくると


「…っあ…も…奥…やぁ!…だめ…んぅ…」


気持ち良くて気持ち良くて仕方がなくて、


「…あ…っ…んぅ…だめぇ…っ…」


どうかしてしまいそうだ。


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