第3章 週末はあなたと2人で【暖和】※裏表現有
「…あ…やだ…もう…っ」
「いつもよりも早いな」
布団でもベッドでもないリビングで、杏寿郎さんに背後から抱きしめられソコを弄られている。この状況が私をいつもより興奮させていた。
「…あ…だめ…待って…」
「待たない」
私のソコを弄る杏寿郎さんの指が速められ
「…っ…だめ…いっちゃ…っあっあー!」
ビクリと身体が大きく跳ね、私はあっという間に絶頂へと導かれた。杏寿郎さんは私の身体をクルリと自分の方に向け、私を膝立ちにさせると
「…あっ…だめ…んっ…やめて…」
すかさずその長い指を私の中に挿入した。
「気持ち良いか?」
「…そんなこと…ん…聞かないで…っ」
気持ちいい所を的確に刺激され外とは違う気持ち良さで座りこみそうになるのを
「こら。頑張りなさい」
杏寿郎さんが許してくれるはずもなく、かと言って指を動かすのも止めてくれない。
「腕を俺の首に回してくれ」
その指示通り、私が首に腕を回すと
「…あっ…だめ…っ…」
杏寿郎さんはより激しく指を出し入れし
「…あ…また…いっちゃいます…っ…」
「我慢するな」
「…んぅ…だめぇ……あぁぁぁッ!」
先程よりも深い絶頂が私を襲った。
杏寿郎さんはフニャリと力の抜け、座りこもうとする私の身体を腕の力だけで持ち上げ、私の上半身をすぐ後ろにあったソファーにもたれ掛からせる。そしていつの間にそこにいれたのかポケットから避妊具を取り出し装着すると、
「…あぁぁ!」
私の中に杏寿郎さんのそれを一気に挿入した。
そのままリビングで最後まで致され、ゴロリと床に横たわる私に反し
「こら。そんな所で寝てしまっては大変だ。歯ブラシを持ってくるから磨いてしまいなさい」
杏寿郎さんはまだまだ余裕の表情。
誰のせいでこうなっていると思うの。
口に出して言ってしまえば仕返しをされてしまいそうなので、心の中だけで留めた。
杏寿郎さんは言葉の通り私の、そして自分の歯ブラシを洗面台から持ってくると、先程まで行為に勤しんでいたのが嘘のように平然と歯磨きを始めた。このまま寝てしまいたかったが、虫歯になるのは嫌なので重い身体に鞭を打ちなんとか歯磨きをした。
その後なんとか寝室まで行き、
やっと寝れる!
と枕に顔を埋めた私の服をあっという間に杏寿郎さんが脱がし、結局ベットでの2回戦目が始まったのだった。