第3章 週末はあなたと2人で【暖和】※裏表現有
あっという間に杏寿郎さんは500ミリのビールを三本飲んでしまい、その飲みっぷりに私は感心するばかりだ。
「よくそんなに…水分が取れますね」
「む?まぁ水分と言っても酒だからな!トイレには行きたくなるがこの程度では俺は酔わない」
「私は炭酸も、ビールの味も苦手なので…その美味しさがどうにもこうにもわかりません」
「わはは!君の舌は子どもだからな」
杏寿郎さんはそう笑った後、グイッとコップに少し残っていたビールを飲み干し
「…んむっ!」
私の顔を引き寄せ口付けてきた。
ちゅぅ…ぷちぅ…
口付けは徐々に深くなり、口内に杏寿郎さんの舌が差し込まれ苦いビールの味に私は思わず眉を顰めた。グッと杏寿郎さんの身体から離れようとしたが、力で杏寿郎さんに叶うはずもなく、口内を杏寿郎さんの舌が好き勝手に動きまわる。
私の口内を散々堪能した後、ちぅっ、と音を立てて杏寿郎さんの唇が離れていった。
「…っもう!苦いじゃないですか!」
「うむ!承知している」
杏寿郎さんはそう言いながら私の隣から、私の後ろへと座る場所を移動する。そして私の身体を背後から包み込むように一度抱きしめた後
「…っん…」
私の部屋着の裾から両手を差し込み、私の胸の中心をクニクニと刺激し出した。
「随分と硬くなっている」
「…っだって…あんな激しく…口付けるんだもん…っ…」
「そうか。それはすまない」
胸を少し触られただけなのに、あっという間に下半身がトロリと濡れていくのを感じた。
「…っん…杏寿郎さん…」
「なんだ」
「…んぅ…するなら…ベッドに…行きましょう…」
そんな私のお願いを
「断る」
杏寿郎さんは一刀両断した。
「…っどうして…あっ…」
杏寿郎さんは私の耳を舐めながら、私のショーツの中に手を入れ、ショーツ越しに私が1番感じてしまうソコを指でツンと触れる。
「ここでしたい。…あちらの家ではこんな風に布団以外で出来ないだろう?」
「…んぅ…でも…」
「でもなんだ?」
そう言いながら杏寿郎さんは私のショーツの中に手を突っ込み
「…あっ…いや…恥ずかしい…」
くちゅくちゅと音を立て、私の胸の中心と同じようにプックリと膨れだしたそれを先程よりも激しく触り出す。
「…んぅ…いやぁ…」
「俺は恥ずかしがるすずねが見たい」