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鰯料理の盛合せ【鬼滅短編・中編・長編番外編】

第17章 お金が欲しかっただけなのに気がついたら君主の寵愛を受けていた


自分の重さで奥深くまで突き刺され

「…っやだぁ…っ…も…無理…ですぅ…っ!」

ボロボロ涙を流しながらそう訴えるも

「…無理じゃない」

「…っ無理…なん…です…っ…んぅ…」

杏寿郎様が聞いてくれるはずもなく

「…いい…眺めだ…」

「…あ…だめ…っ…や…また…んぅ…」

「…早すぎ…だろう…もっと…頑張れ…」

先程の絶頂からものの5分もしない間に

「…やぁ…もぅ…きもちっ…だめっ…いっ…ちゃ…んぅ…」

2度目の絶頂よりもさらに深い、今日3度目の絶頂で

「…んぅ…あっ…やぁ…っ…っん…あぁぁぁあ!」

「…っいい顔だ…」


全身が激しく痙攣した後、崩れ落ちるように杏寿郎様の身体に倒れ込んだ。


はぁ…はぁ…はぁ…


もう、死んじゃいそう。
こんなにも気持ちいいなんて…知らなかった。


頬に感じる杏寿郎様の熱い肌が、なんだか酷く落ち着くような気がした。

そういえば私…この後…どうなるんだろう

ふと現実に頭が引き戻され、私は

ふぅぅぅ

と長めに息を吐いた。そんな私を、

「随分と落ち着いたようだ…っな!」   

ムクリと起き上がった杏寿郎様が

「…ひゃっ!」

寝台へと押し倒し、

ちぅ…ちゅ…くちゅっ

「…んぅ…ふっ…」

激しい口づけを落とす。

ちゅっ

と音を立てて唇が離れたのと同時に

「…っ!?…っなん…あぁ…またぁ…っ!」

杏寿郎様が再び私の身体を揺さぶり出した。

「…勘違い…するな…っ…俺は…まだ…お前の中に…出して…いない…」

今にも快感に支配されそうな頭の片隅で


確かに、さっきは私がイッただけだったかも


なんて冷静に言う自分がいた。

「…っ…でも…っもう…ん!…本当…無理…あぅ…っ」

「…何度も…同じことを…言わせる…っな!」

「…っあぁあ!」

杏寿郎様は私の奥を一度激しくつき、その動きを止めた。

はぁ…はぁ…はぁ…

「…自分でも、驚いている。まさかお前との…すずねとのまぐわいがここまで良いものだとはな」

「…っそれは…なんとも…」

そんなことを言われても、と思っている私の顔を、杏寿郎様がじっと見下ろし

「…俺が満足するまで…付き合ってもらうからな」

「…っ!」

右耳に悪魔のような囁きを送られ、


…抱き殺されるっ


私の顔はサァと青くなったに違いない。

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