第15章 誕生日の贈り物は【暖和】【煉獄さんお誕生日】※裏表現有
「それでは…失礼します」
徐に杏寿郎さんの浴衣を開き、目的地であるソコに目を向けると、
「…っ…」
これから始まることへの期待感からか、既に大きくなり始めている杏寿郎さんのソレが私の視線に飛び込んでくる。
そこで私は、はたと気づく。
褌ってどうやって外すの?
何度か杏寿郎さんが目の前で身につける姿を目にしたことはあるが、あまりじろじろ見たら悪いと思い、なるべく視線を逸らしていた為、仕組みに関してはあまりよくわからず、外し方がどうにもわからない。
ピタリと固まってしまった私に、察のいい杏寿郎さんが
「自分で外そう。少し待っていてくれ」
そう言って杏寿郎さんは自らの褌に手をかけ、しばらくゴソゴソとした後それをスルリと外した。
私は、そのなんとも卑猥な光景に目を奪われ、じっとその様子を見つめついた。そして、ポロリと姿を現した杏寿郎さんのソレに
うそ…あんなに…大きかったの…?
果たして自分の口内に収まり切るのか、そして、口内に収まるか不安に感じるほど大きいソレが、いつも自分の中に入っているのかと思うと、なんとも言えない気持ちが私の胸を埋め尽くす。
「そんなにジッと見られると、流石の俺も照れるのだが」
杏寿郎さんのその言葉に、ぱっとソコから杏寿郎さんの顔へと視線を移すと
「…っすみません…」
確かにあまり見たことのない表情をしており、再び私の胸と下腹部がキュンッと音を立てた。
ふぅ
と大きく息を一度吐き、
「では…良いでしょうか?」
私がそう問うと
「…うむ」
杏寿郎さんは静かにそう答えた。
私は横座りの姿勢からさらに低い姿勢となり、杏寿郎さんのソレへと顔を近づけた。ほんの出来心で、スンとソレの匂いを一度嗅いでみると、殆ど無臭であることに私は内心とても驚いた。なんとなくもう一度、スンとソレを嗅いでみたところ
「コラ」
と杏寿郎さんにお叱りをうけてしまい
「…っすみません、思わず。…では、今度こそ…いきます」
そう宣言し、まずはチロリとその1番上の部分を舌で優しく舐めてみた。
すると
「…っ!」
ピクっ
と杏寿郎さんの腰がかすかに動き、息を呑む音が頭上から聞こえた。
確か、あの女性の話では…先端を焦らすように優しく舐めたり、吸ったりして、それから口に含んであげると男性は喜ぶって言っていたような…。