第1章 ONE And ONLY(仁王雅治)
「休みの日にも買い出しに行けと?」
「当たりだ」
どこぞの野郎(跡部)と同じようなことを言う
「跡部と一緒にするなよ?日暮」
「「は?」」
「分かってたんだ?私の考えたこと」
「おおよそは」
ふぅん
「でも、アイツと同じような事うぃう柳君もどうかと思うけど。しかも、このリストの中には東京に行かないと無いものもあるんじゃ・・・」
「あぁ。ある」
「マジかよぃ」
「だから、買いに行かないであるもので済ませていたんだろうが、そうもいかないだろう」
まぁ、確かに。そうも言ってられない物もあるかもしれない
「じゃあ、頼まれてくれるね」
「あぁ」
「はい」
「当然、休みの前の日の買い出しには丸井じゃなくて真田あたりを寄こすが」
「大丈夫だよ。キャリーケース引っ張って行くから」
「そうか」
何かを考えこんでいる幸村君の姿も近くにあって
「精市。見てみろ。仁王を」
「ぷっ」
「?何を」
笑っているのだろうか?
「気になるなら、見てみるかい?」
雅治の方を向かされると獲物を狙っているような顔をしている雅治の姿
「え?何?」
「決まっているだろう。俺と柳、丸井がいるからだよ」
「はい?」
「これならすぐに気づいて行動しそうだな」
「そうかもね」