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Short story

第1章 ONE And ONLY(仁王雅治)



「真田。少し丸井を借りてもいいかい?」

「ん?あぁ」

幸村君に呼ばれた丸井君は

「何だよぃ?幸村君」

「ちょっと、頼まれごとをして欲しいんだ」

「頼まれごと?」

「あぁ。日暮」

「はい?」

「お前って、仁王の事好きだよな?」

そう言った幸村君の言葉に赤面をするしかなくなった私は丸井君にもばれていたようで

「やっぱり。仁王の事が好きなんだなー。お前」

「!?」

「面白いデータが取れそうだ」

「柳君!?」

「柳も気づいていたんだろう?」

「あぁ。3年間、毎年関東大会も全国大会も見に来ていれば分かりそうなモノだがな」

「仁王って自分の事にはどんくさいよな」

「「そう言うな。丸井」」

「精市。例のリストだ」

「こんなにも合ったんだ?例のリスト」

「あぁ。そこでだ。丸井、精市から頼まれただろう?」

「いや。まだ何も言っていないよ」

「そうか。では言ってしまおう。このリストの物を買出しに行って欲しい」

「「は?」」

そう言った柳君の手には沢山の物のリスト

「こんなにあるの?」

「あぁ」

「俺だけで大丈夫かよぃ?」

「ふっ」

「柳?」

「安心しろ。これを1日で買い込んで来いとは言わない。
日曜日と祝日の休みで買出しを頼みたい物もあるからな」

「・・・」

「どうした」
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