第2章 ONE And ONLY2 (仁王雅治)
湘南テニスコートに着いた私たち。
雅治以外のメンバーは既についていて
「おはよう、皆」
「あぁ」
「しっかし、氷帝の制服も似合うってどういうことっすか」
「確かに」
「まぁ、そんなに中学と変わってないのもあるかもね」
「そうなのかよ?」
「うん。あまり変わってない」
そう言った私の言葉に「中学の時の先輩の制服も見てみたいっす」と言った赤也の言葉に、頷かれてしまった
「えー。やだよ」
「ダメ。見せてもらうから」
そう言った精市君の言葉は絶対的な言い方で
「そろそろだね」
「あぁ」
私は先に中に入って、観客席のしかも氷帝側に通されてしまった
「何で、こっち側何だろう」
そう思うのに不思議でしかなかった
「日暮」
「跡部」
「ふっ随分と着こなしてるじゃねぇか」
「立海とはまた違って見えるわ」
「それはどういう」
「そんな制服が変わったわけでもあるまいし、散々高校でも見慣れてるんでしょう?」
「あのなぁ。見慣れるゆうよりも、見飽きてしもうたわ」
なるほどね。見飽きたわけ
「まぁ、そこで見ておけよ」
「あー。うん」