第2章 ONE And ONLY2 (仁王雅治)
「じゃあ、俺は帰る」そう言って帰って行った雅治を見届けてから家の中に入った私。
こんなこともあと少しで終わってしまうと思うと、少し寂しい…なんて、思ってしまう私がいる。
2年前、精市君に、私の唯一無二は仁王君だと言ってくれた。
だけど、私にとっては6年前のあの時からだったんだよ。唯一無二の男が雅治であることも、立海なのも
同じ私立なのに、同じくらい文武両道を掲げているのに…とも思っていた。だけど、それはどれだけやっても氷帝と立海じゃ立海が勝つのは、練習量の違いと、各々の実力(ちから)の付け方の違いだと思う
ピピピ
「はい」
「俺だけど」
「精市君?」
何で名前を見ないで出たんだろう
「どうかしたの?」
「うん。試合の日程が決まったから」
試合…雅治の立海での最後の試合
「い…いつ?」
なんだろう?電話なのに、この緊張感
「ふふ。12月4日」
「え?」
何で、雅治の…
「そんなに驚く?」
「あ、うん」