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Short story

第1章 ONE And ONLY(仁王雅治)



「ついて数分だけね」

「へぇ、数分」

「だ、そうだ。仁王」

はい!?

後ろから、手首を掴まれたかと思ったら、思いっきり雅治に睨まれているような気がして怖い

「なに?」

「なに?じゃなか。俺に黙って行くんじゃない」

何よ、それ

前から視線を感じると

「げっ」

「げ。とは酷いじゃねぇか。なぁ月渚」

「へぇ、氷帝には名前で呼ばせているんだ?日暮」

「うぅ」

「仁王」

「なんじゃ」

「何でそいつの腕を掴んでいる」

跡部がみたのは私の腕を掴んでいる仁王の姿

「こいつは俺の女じゃ。どこを掴んでいようが自由じゃろ」

「へぇ、なるほどなぁ」

見定めるように雅治を見て居る跡部

「精市。仁王、帰るぞ」

「そうだね」
「あぁ」

「日暮」

「はい?」

「お前もだ」

そう言ってくれた柳君

「うんっ」

「なるほどな」

そう言っていた跡部の言葉は届かなかった

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