第7章 7
そのまま皆に掛布団をかけて
ベッドが3つ空いてることもあり
幸村君が、鈴をベッドに運んでくれて
「女の子だしね」
と言ってくれたのが嬉しかった
「ソファで寝てもいいのかい?」
「うん。背もたれ倒しちゃっても平気だよ」
「ありがとう」
背もたれを倒して横になる幸村君に
「これつかって」
「悪いな」
「いいの」
親が置いて行ったものだもん
「じゃあ、お休み」
「お休みなさい」
柳君はあの後
「俺は仁王の家に行くから構わない」
と行ってしまった
「何も行かなくても良かったのに」
私も自分の部屋のベッドに入り
眠りについた