第6章 6
お昼ご飯は
私は作ってあったお弁当を食べて
雅治は、冷しゃぶのサラダを食べていた
「珍しいね。野菜をちゃんと食べるの」
いつもは言わないと食べないのに
「ドレッシング付けてるナリ」
「あぁ、そう言うこと」
食べ終わってから、幸村君に1度そっちに向かうと
連絡を入れると、
すぐに既読になるものの
返事が来ないということは、授業中だろう
「じゃあ、気を付けて行ってらっしゃい」
「行って来ます」
車に乗った私と雅治を見て
走り出した車は
あっという間に神奈川に着いた
しかも、ほどなくして
今まで住んでいた家に付いた
「ありがとう、お父さん」
「いいんだよ。
荷物を降ろしてしまおうか」
私も下そうとしたら
「女が重いもんを持つもんじゃない」
「雅治、ありがとう」
「いいんじゃ」
荷物を次々と降ろしていく雅治とお父さん
流石男手があると助かる
全て出し終わった後
「月渚」
「ん?」
「日曜日帰ってくる時間に連絡をくれ。
迎えに来る」
「分かった」
そう言って帰っていったお父さん