第7章 7
夕方には、一通りの荷物を片付け終わり
テーブルをもう1つ出したのは
これから立海メンバーがこの家に来るからだ
雅治は、この家にいたことにすると
「やぁ、日暮」
「この間ぶり
中にどうぞ?」
「仁王もいるのか」
「うん。帰ってきたら、この家で寝てた」
「なるほど。それは、日暮も分かるはずもないか」
「そうだよ」
冷たい麦茶を用意しておいて良かったのと
雅治と100均に行って
グラスとコースターを買って来て正解だった
「ありがとう」
「いいえ」
「あの写真を不二はどうしていたんだい?」
「柳君は答えを出してくれたけどね」
「え?」
「不二君は"見て見ぬふり"。同じクラスの
テニス部員は数名。
その中で知ってるのは、佐伯君と橘君」
「さいてーだろぃ」
「酷いよ。月渚の机に花が花瓶に刺さってても
そのままだなんて」