第5章 5
「いいよ。やってあげても」
「!?」
雅治のオリジナルがみられた。
ちゃんと雅治は、私との約束を守ってくれた
「雅治と、約束したから」
「仁王と?」
「平日限定で、やってあげる」
「土日とかは?」
「出来ない」
「へ?出来ないの?幸村とかは
平気じゃない?って言ってたけど」
「出来ない。
土日は、立海メンバーと勉強会があるから」
「は!?」
「青学(うち)ってそんなに早い?」
「逆。遅すぎるの。
立海ではとうにこの間の問題も、終わってる」
「青学でも早いって思ってたのに
立海はもっと早いのかよ?」
まぁ、それもそっか
「立海ではね、文武両道が基本なの。
だから、勉強が進んでいて当たり前だし
スポーツが強くて当たり前の世界なの」
「嘘だろ?」
「多分、立海と同じくらい文武両道を
極めているのは、ここらへんだと氷帝学園」
「!?」
「だけど私は、氷帝じゃなくて」
「青学を選んだ。それは一体」
「ただ、家が近いから。それだけの理由」
本当は、跡部君が苦手だというのもあるけど