第5章 5
「立海から話は貰ってる。
行って欲しいなら、それなりに頑張れるでしょ?」
「勿論ナリ」
「だから」
「じゃあ、その時には俺の好きなもん沢山作ってくんしゃい」
「分かった」
5ゲーム全て立海がとって終わったこの試合。
悔しそうな青学のメンバー
すがすがしいそうな顔をしている立海。
「雅治」
「んー?」
「これ。持って行って」
「おもっ
何が入っているんじゃ」
「内緒。どうせ、向こうですぐに
"練習"するんでしょ?」
「あぁ」
「ちゃんと、食べてね?」
「分かったナリ」
皆が乗ったのを確認すると
バスは出て行ってしまった
「なるほど。日暮は仁王の幼なじみだったんだね」
「うん」
「ま、青学の差し入れ係はしばらくお預けかな」
そう言った不二君の言葉に
私の方を見て来た青学メンバー
「来年には、モモや海堂。
その次には越前も来る」
だから?
「俺達だけじゃ把握しきれないかもしれない」
「そうだね?」