• テキストサイズ

私と詐欺師

第5章 5



タイブレークが始まってどれくらいがたっただろう。
テニスコートの周りには青学の生徒が所狭しと集まっている

「3600-3593
7-6。幸村勝利」

やっぱり幸村君は強いや

「お疲れ様だ。幸村」

「あぁ。真田。助かるよ」

ガヤガヤしている青学の皆に比べて
割と落ち着いている私の姿は以上なのかもしれない。
でも、これが、王者・常勝を掲げている
立海大付属の姿だ。ましてや
神の子がいる立海では間違いなく負けることはほぼないだろう

「じゃ、行って来るけんのぉ」

そう言って私にジャージをバサッとかけて行った
雅治は、相変わらずだ。

「これよりS1を開始します。
立海大付属高校・仁王雅治」

「ここで出すか。ペテン師を」

「青学・不二周助」

青学の天才不二君と・・・か
去年の全国大会以来当たっていなかったのに

「雅治・・・」

「月渚。それ、着ときんしゃい。
寒いんじゃろうが」

!?
流石だね。良く私の事を分かってる

「うん。頑張って」

「おん。俺が負ける訳なか」

「へぇ。随分な自信だね」

「確かに。あの仁王が負けない宣言をしたくらいだ」

「事実だ。」
/ 248ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp