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私と詐欺師

第4章 4



「保留ね」

「は?」

「保留は困るにゃー」

何が困るっていうの?

「まぁ、確かにあの乾の作る
ドリンクはもう、飲みたくない」

乾君のドリンク?

「これかい?」

そう言って出してきたボトルには
怪しい色のついたドリンク

「うわっ」

「今日も、持ってるのかよー!」

「これは、私でも論外だわ」

柳君は近々青学に来るって言ってた。
ならば

「なら、こうしましょ。
近々くる。幸村君を筆頭とする
今の立海大高校のレギュラーに
どれか1勝でも出来たら
差し入れ係。やってあげる。
だけど、1勝も出来なかったら、諦めてもらう」

「へぇ・・・」

「その代わり、勝敗の連絡は
幸村君と柳君からしか受け付けない。
ま、柳生君でもいいけど」

「面白いね。キミ」

「そりゃ、どうも」

「いいだろう」

「手塚!?」

「どれか1勝だと言ったな」

「えぇ」

「いつ来るか、分かりそうか」

「さぁ。それは神の子とマスターしか分からないんじゃない?」

「神の子・・・?マスター・・・?」

え?
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