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私と詐欺師

第4章 4



「どうせ、柳君が言ったように
イヤダ。と言ってもやらせるんでしょ」

「まぁね」

「立海のメンバーよりもメンドクサイ」

「はは」

「いいよ。やってあげても」

「てめぇ」

「やめろ。佐伯」

「だけど」

「殴りたかったらどうぞ?
その代わり、青学の男子生徒に手を出されたので行きませんって
はっきり言わせてもらうから」

「!?」

「しかも、テニス部員だと言えば
部活がどうなるか、分からない立場ではないでしょう?」

「ったく」

自分から手を挙げて来たくせに
止められた瞬間に止まる。
しかも、他校からきたしかも
ライバル校だった女が
自分と同じ高校だと分かり
あぁやって正論を言われれば何もできなくなる
弱小としか言いようのない人たちの集まりだわ
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