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私と詐欺師

第4章 4



「それと近々立海がこっちに来るそうだ」

その言葉にざわついた青学

「コイツか?」

「それもあるだろう。
だが、おそらく彼らの目的は牽制」

「牽制・・・?
アイツらが手放したのにか?」

「好きで、立海を離れたわけじゃない。
寧ろ、残れるのなら立海の彼らのそばに居たかった」

「!?」

ガラっと開いたドアの向こうには
六角にいた佐伯と
不動峰の橘だ。

「いらっしゃい」

「何で、立海の」

「彼女は、青学の生徒になるんだよ」

「は・・・?」

「どういう事だ不二」

「そのままの意味さ。
彼女は、スパイではないよ。
それは僕と乾が知っている」

「へぇ」

「不二と乾が知っているって」

「帰る」

「いいの?例の話をしても」

「・・・っ」

卑怯者
不二君は、意外と卑怯者なのかもしれない

「何だ。例の話って」

「彼女が帰れば話すよ。
差し入れ係、してくれるんだよね?」

「さいってー」

「ふふっ誉め言葉として
貰っておくよ」

「誉めてないし、メンドクサイ」

「ひどいなぁ」
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