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私と詐欺師

第4章 4



お父さんが食べに行こうと言ってくれて
食べに来たのは歩いて数分の
"河村寿司"というお寿司屋さん

「いらっしゃ・・・」

そう言ったのは、青学中等部の時に見た顔だ。

「テニス部の・・・」

「あぁ。テニスはもうやってないけどね。
珍しいね。神奈川から来るなんて」

「あー。まぁうん」

「さ、どうぞ」

奥の椅子の席に案内された私たち
ちらしずしを3つ頼むと
すぐに作り始めた、店主さん

「何で、こんな時間に?」

「明日から、青学に通うことになったの」

「はあ!?」

「ちょっえ?なんでまた?
あの、幸村や真田。仁王がよく」

「アイツの話をしたくない」

「へ?」

「この子はね。離れたくて立海を離れたわけじゃないから」

「あぁ。なるほど」

お待ち―と言った声が聞こえて取りに行った河村君

「どうぞ」

「これ・・・」

私の目の前に来たのは、チラシじゃない
海鮮丼だ

「これからよろしく。日暮さん」

「うんっ」

お寿司を食べ始めたころ
再びは言って来たお客さんは
青学の皆だった

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