第4章 4
お父さんが住んでいる場所は
新しく購入したわけではなく
借家だけど、戸建ての立派な家だ
「また、いつ転勤になるか分からないからな
借家にしたんだ」
「いいんじゃない?」
「私、2階がいいな」
「そう。なら、月渚は上を使いなさい。
私たちは下で平気よね?」
「あぁ」
荷物は既にこの家に送られていて
テレビも、必要な家電は、中に入れられていた
本棚もしっかりしてるのが置いてあって
今まで誰かが住んでいたのだろう。
壁に画鋲の後までしっかりとある
そこの穴に埋めるように
立海での思い出の写真をコルクボードに張っていく
雅治との思い出の写真は、本棚と、机に置いて
「月渚ー?」
「はーい」
「青学までのルートは、把握できてるの?」
「一応はね」
今はスマホがあるしスマホを
ナビにして行ってもいいんだもん
「そう。夕飯は、どうしようかしら」
「何か、食べに行こう」
「それもいいわね」