第1章 1
「では、いつまでもここにいるわけにはいかないので
クラスに向かいましょう。
所で、日暮さん。仁王君は?」
こいつら全員、個別に言うの?
さっきの2人以外に
「仁王は今日から1人で来るそうだが」
「おや。でも、肝心の彼はまだ来ていないとみますが」
この時間に来ないとなると
休む可能性もある・・・
と踏んでいたのに
「おー。俺のクラスは・・・
何じゃ。また丸井と一緒か」
すーっと来た仁王雅治
「遅かったですね」
「まぁの」
「では、また後程」
「あぁ」
クラスに入って
黒板を見ると、自由席と書かれていた
「自由席か」
「これはまた」
「では、窓側、空いている3つ
そこにするとしよう」
「いいですね」
この時期はいいかもしれない。
どうせ、ここにもそんなに通うことはないけど