第17章 17
アクアラインに入ってすぐについた神奈川。
本当に湘南手前で起こしてくれた運転手さん
「ありがとうございます」
「いいえ」
バスを降りると、何故か菊丸君と不二君までもが下りて来た
「何で乗って行けばよかったのに」
「気になるじゃん」
あ、そう
「おや、おはようございます。日暮さん」
「おはよう、柳生君」
「おや、お2人もご一緒でしたか」
「いや。私だけ降りるつもりだったんだよ。例の寝坊助起こし位に行かなくちゃいけないから」
「なるほど。それはまた」
「でも先に、ここからですと仁王君の方が近いのでは?」
「起こしに行くよ?勿論」
「え?仁王の家もこの近くなの?」
「うん。で、ついでだから例のジャージ、家から持ち出して来ようと思って」
「そうでしたか」
「あ、ねぇ柳生君。この2人先に連れて行ってくれる?」
「構いませんよ。どうせ、丸井君がそろそろ黒崎さんと一緒に来るでしょう?」